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    20109月にオリンパス講座第二回写真展が97日から開催されました。

    PhotoArtist 2010写真展  ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)

   「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」

   大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。

 

journey_dm_F_240x165.jpg 第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。

 場所は、九段下にあるGallery CORSOです。

 

 大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。 

 

 

 

よろしければ、こちらの新しいURLへご変更下さい。

http://kiyo2011.blog.so-net.ne.jp

2011年を機会にblogを新装しました。「Kiyo's blog 2011をよろしくお願いいたします。

街撮りスナップについて。 [徒然な話]

今日のお題は、私の基本「街撮りスナップ」です。

街を歩いていて、気軽にスナップ。
これが、昔も今も、そして、世界中で、ごく当たり前の光景だと思います。

素晴らしい被写体ばかりが、写真ではないですし、
決定的な瞬間、朝焼けや、夕焼け、キレイな夜景ばかりが写真でもないです。

ごく普通の、自分が住んでいる、あるいは、ただ訪れただけの街並みの、
ごくごく日常的な姿、その一部を切り取って映し出す切り絵とすること、
これが、スナップ写真の醍醐味だと思う。

多くの先達たちが、見事な一枚を撮り、広く知らしめている分野でもあり、
大したモノでもない、普通を撮っていると気後れする事もあると思います。

でも、スナップ写真は、普通が一番。

いつか、そうやって撮り続けているうちに、衝撃的なシーン、
決定的な事象と出くわすこともあると思います。
ただ、そんなときも、殊更にどうしようではなくて、いつも通りに、普通に撮れれば良いのです。

スナップ撮影で重視する点
◎拘りなくシャッターチャンスを活かすこと。
 露出優先ではなくて、シャッターチャンス優先と考える。

◎撮る対象に合わせた設定で撮れる事が多い。
 絞り優先AEや、シャッター速度優先AEよりも、Pモードで十分。
 さらに、事前に露出を調べたならば、マニュアル露出の方が、良いかもしれません。

◎街撮りでは、オートフォーカスも要らないかもしれません。
 MFにして、パンフォーカスや、固定焦点距離(置きピン)の方が、素早いシャッターが切れます。
 漠然とAFにしておくと、シャッターが切れなくなります。
 歩きながらの撮影ですと、焦点距離を1m〜2mあたりに設定して、絞りF4.0で十分撮れます。

◎素早いシャッターの為には、高速な超音波モータ利用レンズ(オリンパスではSWD)を使う。
 逆説的ですが、高速な、あるいは、超高速なAFであれば、上記のMFでの距離あわせと、
 絞りの問題を回避できます。
 MFの置きピン場合のように、0秒といきませんが、高速なAF可動をするレンズであれば、
 AFを使用して、絞り開放でのスナップ撮影を楽しむ事もできます。

◎あまり、慌てないでよい場合は、Pモードで、希望の絞りとなるようにプログラムシフトを
 使用して、AFで被写体に合わせてから、じっくりと撮影するのでも構いません。

◎アングルに工夫する。
 街中をただ、普通にとっても面白くないモノです。
 それでも、見方を変えると、一部分を切り取ったり、斜めに撮したり、
 何かの中から覗いたり(トンネル構図)といった撮影時の主に構図を工夫すると、
 独特の写真が撮れたりします。

◎同様に、光に注意して撮影する。
 順光では、普通です。
 反逆光や、逆光となる位置を探る。逆光や、透過光は、被写体を何倍にもキレイに魅せます。
 小道具で、レフ版や、手鏡を使用してでも、別の光で照らし出す事も重要です。

◎じっくり構えて、最適な瞬間を待つ。
 面白い場所・背景となる場所を見つけたらば、何時間でも粘って、ステキな主役が通るのを待ちます。
 個々はと思った場所で、偶然の現れるのを待つのも、写真です。

◎その時、その場で、一番気になったモノ・ヒト・事象を撮る。
 写真こそは、撮るヒトの心を映し出す鏡だと思います。
 感じるままに、被写体を写しましょう。

◎ストーリーを撮りましょう。
 組写真に顕著ですが、複数の写真や、例え一枚の写真でも、
 被写体のやろうとしていること、やってしまったこと、やりかけていること、
 そして、これから起きるかもしれない事項を連想させることが、ストーリーを感じさせます。
 見た写真によって、感じられるシーンを、ストーリーを感じさせる写真を撮りましょう。

◎色づかいは、被写体、背景の魅せたいシーンに合わせて。
 シックなシーンには、抑えた色づかいを。
 印象深いシーンには、派手目な濃い発色を。

◎インパクトは、モノクロからやってくる。
 モノクロは、色を無くすことによって、形状や、仕草、表情といった部分を強調します。
 実際には、目にしないモノクロ世界によって、大きな印象を与えます。
 センスが必要ですが、モノクロによるインパクトの強さは、万難を隠すどころか、
 良さも、アラも、際立たせてしまうとおもいます。

◎露出の適正については、撮りたいシーン、撮りたい被写体を、引き立たせる露出であれば、
問題ないと思います。
 適正の範囲において、その中で、こう写したい、こう魅せたいという露出を選びます。

最後に、街撮りスナップにおいても、これはと思うチャンスを見つけることと、チャンスにシャッターを切れることです。
その意味では、コンパクトデジカメの方が向いているのかもしれませんが、ガタイの大きさ以外の全ての面で勝るデジタル一眼レフにできないわけではありません。


今日の写真です
近所のスナップからです。
すべて、E-30+14-35mm F2.0 SWDです。

昨日の朝の突風後、倒れていた自転車。
X3149992_1000x750.jpg
昨日の朝の突風後、倒れた自転車の群れ。
X3149993_1000x750.jpg
昨日の朝の突風後、散乱する小枝や、倒れる自転車と立て看板。
X3149996_1000x750.jpg
スタバの前を行き交う人たち。
X3140011_1000x750.jpg
2階へ向かう人たち。
X3140012_1000x750.jpg

近所のスタバの前。
X3140010_1000x750.jpg
近所のスタバの前もラフモノクロームにする。
X3140015_1000x750.jpg



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フォトン

街撮りスナップのお話、とても参考になります。正直、私はネイチャー専門で、殆ど街の風景とかは撮っていませんでしたか、最近はkiyoさんに影響されて、時々撮るようになっています。さすがに街中で歩いている人にカメラを向けることは(恥ずかしくて)できませんが、ちょっとしたウィンドウのマネキンとか飾りは面白いですね !
仰る通り、構えずPモードで十分と感じました。
by フォトン (2009-03-15 21:42) 

kiyo

フォトンさん
ありがとうございます。
いつも、フォトンさんの写真には、驚かされ、また、厳しく風景を、野鳥を、蝶々を撮られている姿に圧倒されています。
私も、頑張らなければと、いつも、肝に銘じています。

私の書いている事は、実践を通してのこうだった、ああだったという事実に基づいた経験での記事です。
なかなか、全てを網羅した教科書的な記事ではありません。
それでも、お役に立てれば、嬉しいです。

街撮りも、川面や、逆光の花や、野鳥を撮る事と、変わらないと思います。ただ、キレイな光景が、撮って下さいと、街中に埋もれているだけです。撮り出して、磨いてあげれば、輝き出すのだと思います。
by kiyo (2009-03-15 23:24) 

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