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    20109月にオリンパス講座第二回写真展が97日から開催されました。

    PhotoArtist 2010写真展  ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)

   「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」

   大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。

 

journey_dm_F_240x165.jpg 第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。

 場所は、九段下にあるGallery CORSOです。

 

 大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。 

 

 

 

よろしければ、こちらの新しいURLへご変更下さい。

http://kiyo2011.blog.so-net.ne.jp

2011年を機会にblogを新装しました。「Kiyo's blog 2011をよろしくお願いいたします。

虹の彼方へ。 [徒然な話]

昨日、終業間際の会社のブラインド越しに、何か、プリズムのような虹色が見えていました。 
終業後、何やら、窓際で、ざわざわとし出して、ブラインド上げ始めると、勝ち鬨の当たりから、お台場に駆けて、完全な弧を描いて虹が出ていました。 

片側だけの虹は見かけますが、完全な弧を描いて、半円の虹が見えるのは、珍しかったです。 

みなさんが、携帯カメラの所を、E-30+Summulux 25mm F1.4でしたが、この時ほど、
広角の9-18mmを持っていればと思ったことはありません。 

薄汚れたガラス越しですが、空にクッキリ写っています。 
正確には、少し離れて、2重の虹が出ていました。 ←これは、副虹と呼ぶそうです。


E-30+Leica D Summilux 25mm F1.4で撮影した虹。
X5088748_750x1000.jpg
生憎と、C-PLフィルターがないので、写り込みしていますが、この一枚が一番キレイでした。
この後、ガラス面に近づけて、写り込みを少なくした写真では、刻々と虹が薄くなっていました。

ライブビューの拡大10倍にして、虹にフォーカスを合わせようとしたのですが、虹には実体がないのですね。
いくら、拡大しても、同じような感じでした。

さて、今日の考察は、写真を撮るときに、考えすぎること。
先日、紹介しました「我が道を行く写真道」にある「写真表現の視点」の考察にあるように、
よく考えて、丁寧に写真を撮っていくこととなります。

そして、実際に、スナップをしながら、
一枚一枚、
どう撮るか、
どう撮りたいか、
何を写したいか、
そして、何を表現したいかを、
よくよく考えながら、撮影していきます。

ところが、人間は、あることを実行していると、別の事を忘れてしまいます。

例えば、一つの撮影には、
被写体を見つけて、
露出を考え、同時に、絞り(ボケ具合)、または、シャッタースピードを考え、
スポット測光を考え、
色の反射率から考えて、スポット測光の被写体を何にするかを考え、
構図を考え、
被写体のどこでAF測距するかを考え、または、MFでのフォーカス位置を考え、
背景の選択と、背景の整理を考えて、
良いタイミングになるのを待って、シャッターチャンスを捉えます。
といった動作があります。

一つ一つが、考えさせられることです。

ところが、真面目に突き詰めていくと、
初心を忘れてしまいます。

それは、写真を撮ることが楽しいということ。
面白い視点で、楽しく写真を撮ること。

多くの写真の初心者が、中級者になり、写真や撮影の技術や、理論を覚えて、
さらに、一生懸命になるほどに、何気なく撮っていた初心の頃の「素直な写真」、
「楽しい写真」、「思いがけない写真」、「不思議な写真」がなくなってしまいます。

これは、悲しいことです。
何のために、写真を撮ろうと思っていたのでしょう。
初心の頃に、ある意味で偶然に撮った気軽に撮ったステキな写真を、
もっとキレイに撮ろうとか、
いつでも撮れるようになりたいとか、
そんな素直な気持ちから、写真を学びたいと思ったはずです。

それが、いつから、60点〜80点くらいの平均点な写真を量産できるようになりたかったのでしょう。
初心の頃って、ハズレも多いでしょうが、0点かもしれないし、100点以上の写真もあったハズです。

そして、写真を上手く撮りたい、撮影が上手くなりたいというのは、いつでも100点とは言わないけれど、70点〜100点が撮れるようになりたいだったと思います。

実は、「我が道を行く写真道」にある「写真表現の視点」の考察にもありますが、あるところから先では、技術・理論ばかりに、流される事を危険視しています。

そして、それは、表現力は、技術・理論だけでは、身につかないからです。

構図も、露出も、写真を撮るためのモノです。
こう撮りたいという時に、撮れるようになるための基礎技術に過ぎないわけです。

これはというときに、自分の思ったとおりに撮れさえすれば、コンデジでも、Pモードでも、フルオートでも、手振れしていても、三脚がなくても、なんでも良いわけです。

風景写真には、型にはまった撮影と、その美しい結果もあると思います。
構図以外には、誰が撮っても同じという型通りという撮影も有ると思います。

でも、それが、希望する撮影方法でしょうか?
多くの場合、手段が目的と化していないか、という事に尽きます。

自分でも、振り返って、最近、キレイな写真ばかり、追い求めていて、気になる写真、面白い写真が撮れていない気がします。


今日の写真は、今週になって、久々の青空、晴天のもとで、撮ってきたスナップです。
今日の機材は、E-30と、9-18mm F4.0-5.6と、Leica D Summilux 25mm F1.4です。

E-30+9-18mm F4.0-5.6で、撮影しています。
X5098765_1000x750.jpg
晴天は、ラフモノクロームの力強さも似合います。
E-30+9-18mm F4.0-5.6で、アートフィルターのラフモノクロームで撮影しています。
X5098769_1000x750.jpg
やはり、ポップアートにすると、青空も塗り絵っぽくなります。
E-30+9-18mm F4.0-5.6で、アートフィルターのポップアートで撮影しています。
X5098771_1000x750.jpg
E-30+9-18mm F4.0-5.6で、これもアートフィルターのポップアートで撮影しています。
X5098775_1000x750.jpg
晴天をデイドリームで撮ると、別世界のようです。
E-30+9-18mm F4.0-5.6で、アートフィルターのデイドリームで撮影しています。
X5098780_1000x750.jpg
近所のお寺の屋根瓦です。少し、横断歩道側から撮っています。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098809_1000x750.jpg
ここのお寺の壁も気になる素材です。歩道の影は、自転車の影です。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098833_1000x750.jpg
この壁の屋根瓦をアップで。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098835_1000x750.jpg
ちょっと、旧式のスクーターのメータが気になって。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098856_1000x750.jpg
自販機を見ると、なんとなく、撮るポイントを探してしまいます。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098862_1000x750.jpg
ミラーの裏側も、鏡と化していたので。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098872_1000x750.jpg
沿道の花が、けなげに咲いています。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098877_1000x750.jpg
放置された空き地の雑草も、たくましいモノです。
E-30+Summilux 25mm F1.4で、撮影しています。
X5098878_1000x750.jpg



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コメント 8

shiba.n

きれいな虹が撮れましたね!
なんと、ラッキーな事でしょう。
きっと、いい事がありますよ。

私は、シャッターを押す瞬間が一番楽しいです。
もちろん、出来上がった写真を見ても楽しいいですし、
撮影前の考える時間、その後の処理も楽しいです。
ですが、シャッターを押す瞬間に勝るものはありません。
不思議なものですね。



by shiba.n (2009-05-09 21:07) 

フォトン

最近、虹を見ていないです !
北海道に住んでいた頃はよく虹を見ました。それも、kiyoさんが撮られたような特大の二重虹です。
きっと、空が大きいからでしょう・・・

私は勿論シャッターを押す瞬間も楽しいですが、シャーターを押したくなるような被写体・構図・光を見つけた時が一番嬉しいです。
設定は(ピントと露出以外は)殆どカメラ任せです。
by フォトン (2009-05-09 21:44) 

yukitan

綺麗な虹ですね!
by yukitan (2009-05-09 21:49) 

アムゼル

おはようございます。
Summilux 25mmの描写いいですね、すっかり堪能させていただきました。
by アムゼル (2009-05-10 08:44) 

seaandsand

写真を撮るときに、考えすぎること...
奥深いテーマですね。
私は 考えすぎない方がいい、と思うので、
 速写 を心がけています。
撮る前に決めることはいくつかありますが、
 撮るときは、ピント と 構図 程度でしょうか。
 (プラスすれば、露出補正、かな。)
by seaandsand (2009-05-10 09:22) 

yoriko

うわぁ~すごく綺麗な虹^^
虹を見るのも久しぶりです^^
写真が好きでブログを続けているのか??
ブログの為に写真を撮っているのか
最近分からなくなることがあります。

by yoriko (2009-05-10 10:22) 

kiyo

みなさん、コメントありがとうございました。

shiba.nさん
コメントありがとうございます。
流石に、この半円の虹は、ニュースにもなったようです。ちょうど、見ることが出来て、また、カメラもあってラッキーでした。

いい事あると良いなと思いますね。
シャッターを切った瞬間に、写っているハズの一枚が予想できると楽しいのですが、まだまだです。
私も、シャッターを切る瞬間は、とても、楽しいですね。写真の醍醐味でしょうか。

フォトンさん、
北海道は、広くて大きいので、虹がさえぎられることがなくて、半円が見えるのでしょうね。羨ましいことです。

私は、何かな、特別な被写体を見つけて、撮れた時でしょうか?
ホワイトバランス、露出補正と、最近はアートフィルターの種類に悩ませています。
構図は、被写体から、思いつく予想から選びますが、まだまだ、引き出しが少ないので、驚くような構図が撮れなくて残念です。
露出も、フォトンさんのように、ピシッと決められないので、結構、適当に好みで決めています。

yukitanさん
書込みありがとうございます。
虹は偶然ですが、素晴らしいものでした。
自然の不思議さを思いました。

アムゼルさん
書込みありがとうございます。
Leica Dの中でも、不器用な・不便なSummiluxが一番、愛着があるレンズの一つになっていて、ビックリですが、その写りの良さは、絶品です。
ありがとうございます。

seaandsandさん
書込みありがとうございます。
考えすぎないように連射を心がける。
なるほど、それも一考ですね。
seaandsandさんのように技術をお持ちの場合は、連射が有効ですが、素人に毛が生えた程度のモノとしては、一写入魂の気持ちで、一枚一枚を大切にもしたいと思い、悩みます。
やはり、基本は、ピントと露出と構図ですよね。さらには、被写体発見ですね。

yorikoさん、
書込みありがとうございます。
私も、虹は久しぶりでした。
しかも、半円の虹なんで、殆ど見たことないです。
写真があるから、blogも続けられると思っています。
blogの為の写真にはならないように、心がけています。
撮った写真の中から、第2のシャッターでセレクトして、文章を添えて、あるいは、文章にあう写真をセレクトできて、初めて、blogのエントリーに記事が載せられると思っています。




by kiyo (2009-05-12 09:57) 

ひろ

広告のお仕事をしている新入社員です。
虹の写真を探していて、このブログにたどり着きました。
広告賞に応募をしたいと考えておりまして、そのアイデアでどうしても虹の写真が必要なのです。
もしよろしければ、この画像の虹を使用させていただけないでしょうか。使用方法としては、虹の部分だけを切り取って、他の画像に合成する予定です。
突然このようなことを申し上げてすみません。
お忙しいとは思いますが、お返事いただきたく思います。
よろしくお願いします。
by ひろ (2012-01-06 10:14) 

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