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    20109月にオリンパス講座第二回写真展が97日から開催されました。

    PhotoArtist 2010写真展  ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)

   「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」

   大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。

 

journey_dm_F_240x165.jpg 第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。

 場所は、九段下にあるGallery CORSOです。

 

 大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。 

 

 

 

よろしければ、こちらの新しいURLへご変更下さい。

http://kiyo2011.blog.so-net.ne.jp

2011年を機会にblogを新装しました。「Kiyo's blog 2011をよろしくお願いいたします。

HDR写真撮影会+Photomatix講習会への期待 [徒然な話]

6月27日は、オリンパスのフォトフェスタ2009Summerが、六本木ヒルズで開かれます。
オリンパスPhotoFesta [新製品体感フェア2009 Summer]
それと連動して、オリンパスのズイコークラブ会員限定で、同じ会場で、
先行する形で、9:30〜12:00の午前中に、FotoPus感謝祭が、開かれます。

そして、一旦、12:00で会場を閉じて、改めて、13時から、PhotoFestaとしてオープンするそうです。

フォトパス感謝祭、自体は、3月に開かれてから2回目になると思います。
独自のセミナーの開催や、新製品の展示・試用、アウトレット品の販売などがあります。
また、著名なオリンパスの方が来ていたりするのですが、前回は、渡辺部長さまとお話しさせて頂きました。
今回また、お会いすると、E-620と、E-P1を両方買ってよと言われそうです。(笑。
 
今回の目玉は、当然、E-P1ですが、アウトレットも気になります。

元々の予定では、昼食休憩後、そのままPhotoFesta 2009 summerに行く予定でしたが、
たまたま、Zorg社からのメールマガジンで応募していた撮影会に受かってしまいました。

それが、6月27日の午後に開かれる「HDR写真撮影会+Photomatix講習会」です。
これは、「HDR写真をより多くの方々に知っていただくために、
また、より楽しんで頂くために、HDR写真撮影会 + Photomatix講習会を開催する」という事です。
 
「当日の予定
12:45 Zorgオフィス1階スターバックスで待ち合わせ
13:00-13:30 Zorgオフィスで簡単にスケジュール説明
14:00-16:00 Zorgオフィス裏の小石川後楽園で撮影会
16:30-18:00 ZorgオフィスにてPhotomatix講習会」

HDRは、ハイダイナミックレンジ合成の略で、写真技法の一種。
狭いダイナミックレンジであるデジタル撮像素子の欠点を補うために、露出を変えて撮影した複数枚の画像(JPEGで3枚・5枚〜10枚程度、RAWで一枚の簡易も)を合成することで、薄いところを薄く、濃いところを濃く、目に見えている景色以上の超ワイドなダイナミックレンジの世界を表現する手法です。
例えば、明暗差・輝度差が、大幅にある景色で、適正露出の写真1枚に対して、-1.0、-0.5、0、+0.5、+1.0の5枚で合成すれば、+/-2EVのダイナミックレンジの拡大が表現できます。
元々、+/-3EVのダイナミックレンジがあるとすれば、最大+/-6.0EV以上もの超ワイドな表現ができるわけです。
 
ただし、それを合成したモノが、自然に見えるかは、別の問題で、往々にして、絵画調の街並みや、
驚くようなメリハリの利きすぎたトリックアートのような絵になってしまいます。
それはそれで、アートな写真で良いのですが、何が良いかという基準が難しいのがHDRの世界です。

そこで、今回、HDRに適した撮影とは何か?
また、HDRソフトとして超有名なPhotomatixの活用方法から、
どういったHDR合成方法が良いのかを勉強しようと思い、応募してみました。

さて、12時に六本木をでて、12時45分に、水道橋のスタバに間に合うでしょうか?
 
ここで、ちょっと、HDR合成についての考察です。
HDR合成という仕組みは、最大で8EV~10EV程度しかないデジタルカメラの撮像素子の
ダイナミックレンジ(最も暗いところ~最も明るいまで、破綻なく撮影できる範囲のこと)を
カバーするために生み出された手法です。

簡単に説明すると、通常の撮影は、撮影者が我慢して、これが適正という明るさ・暗さで露出を決定して、
1枚だけ撮影しています。
これに対してHDR合成では、例えば、
ローキー調となるほど暗い側の露出に的を絞った一枚と、
適正露出の一枚と、
ハイキー調となるほど明るい側の露出に的を絞った一枚、
という3枚を合成すると、
原理的には、暗いところから、明るいところまでキレイに露出している写真となります。

人間の目は、脳の働きが優秀で、非常に明暗差がある光景でも、明るいほうを見ている光景と、
暗いほうを見ている光景を、頭の中で、自動的に合成して見せてくれます。
そのために、暗い影の中にいる人と、明るい青空を同時に見ることが出来ます。
ところが、カメラは、写せる範囲のものしか写せません。
人間のように、複数の露出を自動合成したりは出来ないのです。

ただし、HDR合成には、原理的に超えられない問題がいくつかあります。

○JPEGの3原色の各色8bit(256段階)では、収まりません。
例えば、3枚のJPEG画像を合成すれば、16bit~24bit以上になるハズです。
実際に、HDR合成のソフト、Promatrix Proや、Photoshop CS4などでは、合成した場合の画像情報は、
32bit画像となります。
 
そういった、色の表現の幅を広げるためのHDR合成ですから、HDR合成の結果を、
そのまま、JPEGで保存し直すことは出来ません。
そこで、トーン圧縮や、中間色の間引きなどで、擬似的なHDR画像をJPEGに無理やり保存するのです。
結果として、調整によりますが、破綻という問題が出てきます。

その処理によって、HDR臭いという、あるいは、絵画調、あるいは、劇画調、アメリカンコミック調
といった不自然さが発生するようですが、それも味わいです。
もちろん、自然さを追求して、超自然風になるように、最近のRAW現像ソフトに搭載されつつある
「覆い焼き・部分焼きこみ」機能に毛が生えた程度という、ごくごく弱いHDR合成に留める方も多くいます。

「覆い焼き・部分焼きこみ」という機能は、画像の特定の部分での露出を薄くしたり、濃くしたりする事で、
明るすぎる部分を暗く、暗過ぎる部分を明るくして、見える範囲を広げる作業です。

HDRの要望は、多分、上に書きました「覆い焼き・部分焼きこみ」を超えた自然なダイナミックレンジの拡大から
始まったのだと思います。


夜明けや、夕焼けの空をキレイに撮ろうとすると、空を適正にすると、地上側は真っ暗になり、
地上のビルや人や木々を適正にすると、空が真っ白になります。
これを解消したいというのは、全ての写真家の願いだと思います。

リコーのCX-1のように、カメラ内部に、このHDR合成機能をもつ機種も出てきました。

また、オリンパスのE-30/E-620/E-P1のように、一度のシャッターで、複数の露出を撮影するという
iSOブラケット撮影機能を持ったカメラも出てきています。
このあと、合成すれば、HDR合成機能になり得るベースの機能ともいえます。
 
もうじき発売となるペンタックスのK7のようにHDR機能を搭載するデジタル一眼レフもでてきます。

今後、デジタル一眼レフでも、HDR合成が、次のトレンドになる可能性は高いと思います。

オリンパスが、E-P1に、なぜ、HDR合成機能を乗せてこなかったかが不思議です。
アートフィルターで頭が一杯だったのでしょうか?

 

写真の整理は、後ほどです。
機材は、E-30+14-35mm F2.0SWDです。

木製の飾りは、なに?
X6214221_1000x750.jpg
雫を別のショットから。
X6214228_1000x750.jpg
ウォーターコースターの滑り台の全景。
X6214328_1000x750.jpg
滝。
X6214265_1000x750.jpg

X6214271_1000x750.jpg
カラフル風船と子供達。
X6214186_1000x750.jpg
赤紫の紫陽花は、ひときわ目立ちますね。
X6214160_1000x750.jpg



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コメント 2

tomohiro

HDRは、新しい世界を表現する手法のひとつですよね。
でも取り扱いが難しい・・・(^_^;)
最近フォトショでレイヤー重ねでの処理をちょこちょこ
やってみてますがあれも技術とセンスが問われますね。

私は、HDRより寧ろ人の目に見えないIR域をフィルターでカットせずに
センサー内で処理が出来るようになれば面白いのになと思います。
有効に利用出来ると思うんですよね。
静止画でもまだまだやれることは沢山ありますよね。

それにLPFもとりたいですね。そうなるとFoveonのような構造の
センサーがやはり求められるんでしょうね。

by tomohiro (2009-06-25 00:40) 

kiyo

tomohiroさん、
書き込みありがとうございます。

HDRの難点は、やはり、重ね合わせの技巧だと思います。
特に、露出をどう合わせるかが重要なのだと思います。
単純に行うと、明るいところは、白飛びして、黒いところは、黒つぶれする返ってコントラストの強まった写真ができるだけです。

メリハリを利かして、トーンカーブが、単純な直線ではなくて、S字を描いて、中間部分の広がりを広げて、白い上限と、黒い下限は、キレイに傾いていくという、普通のトーンカーブの変更と同じ理屈だと思います。

IR領域を撮り出すのは、seaandsandさんが、E-1を改造して、ローパスフィルターを外したテスト機を作られて、試されていましたが、色のない(赤い)世界が広がって面白いのですが、色被りとホワイトバランスが大変なようです。

今のAFセンサーも、AEセンサーも、IR領域がないことが前提なので、メーカーが大幅にIR領域付きモデルを開発しないと対応できないです。

ただ、噂されている次期フラグシップ機への先々の3原色イメージセンサーの話が進めば、ローパスフィルターはなくなるので、IRフィルターを付けるかどうか、つけなければ、という話につながるのかもしれないですね。
元々、オリンパスとNHKで3原色イメージセンサーを開発していたそうですから、その後のフジフィルムとは相互にや、Foveonとはライバルですが、出てくると思います。



by kiyo (2009-06-26 09:34) 

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