2010年9月にオリンパス講座第二回写真展が9月7日から開催されました。
PhotoArtist 2010写真展 ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)
「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」
大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。
第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。
場所は、九段下にあるGallery CORSOです。
大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。
よろしければ、こちらの新しいURLへご変更下さい。
http://kiyo2011.blog.so-net.ne.jp
Photomatix Pro 3.1.3を使ってHDR写真の実験。 [写真]
取り敢えず、英語版のPhotomatix Pro 3.1を試用してみています。
HDR写真の作成というと2つの方法があります。
◎Photoshotp CSに加わっているHDR合成の機能を試用する。
◎HDR専用ソフト(ツール)を使用する。
とくに、後者で有名なのが、Photomatix Proです。
現在、日本では、Zorg社が代理店となって、Photomatix Pro 3.0日本語版を販売しています。
元々の開発元は、HDRsoftという会社で、文字通りの写真/画像の為の「High Dynamic Range」という言葉の頭文字を社名にしています。2002年の7月から開発を初めて、2003年2月に、Photomatix Proの最初のバージョンがリリースされています。
2007年の08月にTone MappingプラグインのPhotoshop CS3互換バージョンをリリース。
2008年の-3月にPhotomatix Proの3.0バージョンをリリース。
2008年の10月にPhotomatix Proの3.1バージョンをリリース。
2008年の11月にTone MappingプラグインのPhotoshopの64bit互換とCS4互換バージョンをリリース。
2009年の02月にPhotomatix Proの3.1.3バージョンと、Adobe Lightroom用エキスポートプラグインをリリース。
2009年の04月にApple Aperture向けプラグインをリリース。
現在、単体アプリケーション版のPhotomatix Pro 3.1.3と、
Apple Aperture 2.1以降向けのPhotomatixプラグイン
Adobe Photoshop CS2/CS3/CS4向けのTone Mapping機能だけのプラグイン
フリーウエアの単体アプリケーションPhotomatix Basic 1.2(Windows版のみ)
があります。
なお、Adobe Photoshop CS2/CS3/CS4向けのTone Mappingプラグインとの比較では、
プラグインの利点は、
Adobe Photoshopから離れる必要が無いこと。
単体アプリケーションのPhotomatix Proの利点は、
・強力なバッチ処理
・大規模なHDR画像ファイルのトーンマップ処理ができること。
(プラグイン版の利用可能サイズには、30メガピクセル=3000万ピクセル〜40メガピクセル=4000万ピクセル程度の制限があります)
・トーンマップ処理後に、32bit HDR画像へのビット深度への変換の必要がない。自動的に行われる為。
・HDR画像作成後、トーマップ処理の時に、露出の変更・調整の必要がない。自動的に補正されます。
(プラグインの場合には、処理によって、黒く表示されたり、真っ白に表示されたりします。)
さて、Photomatix Pro 3.1.3と、Adobe Photoshop CS4のHDR合成の両方を試用してみると、わかりますが、専用アプリケーションに特化しているだけに、断然、Photomatix Pro 3.1.3の方が使いやすいです。
また、あまり、弄る余地がないとも言えます。
Photomatix Pro 3.1.3の入り口は、3箇所あると思います。
◎HDRイメージ作成(ここに、トーマップ処理が入ります。)
トーマップ処理には、2種類があります。
・細部強調(暗部のディテールを強調することで、絵画的なイメージや非現実的なイメージを作り出す)
・トーン 圧縮(より自然で写真的な画像を作る)
結果の画像は16bitまたは8bitのTIFF/JPEG形式で保存できる。
◎露出合成。
複数の画像を合成することで、ハイライトからシャドウまでを再現したイメージを生成する。
「トーン圧縮」に比べても、さらにノイズが少なく、写真的で自然なイメージを生成できる。
◎1枚のRAWファイルからの擬似合成。
経験上は、1枚のRAWから、予め、5段階ほどに露出を変えて保存した5枚のJPEGを「HDRイメージ作成」する方が結果が良いのですが、簡易的に、RAWファイル1枚から作成できるのも簡単で良いです。
欠点としては、複数の画像を合成した場合に比べるとノイズが増えるようです。
さて、今日の写真は、HDR画像の習作です。
E-30+14-35mm F2.0SWDで撮影しています。
E-30のISOブラケットの機能で、1.0補正で撮影しています。
-1.0、補正無し、+1.0の3枚の画像が同時に撮影されます。
1枚目は、オリジナルの3枚のうちの一枚です。
少しくらい感じの露出を適正としています。
次が、トーンマッピングで細部強調した一枚です。
背景が明るくなった感じです。
そして、露出合成した一枚です。
自然ですが、あっさりした色合いの写真となっています。
次は、トーン圧縮の例です。
オリジナルの一枚です。
次が、トーンマッピングでトーン圧縮した一枚です。
空の色合いを残すと、建物をあまり明るくできないのは、一緒ですが、
建物の細部が写っています。
次は、細部強調の例です。
オリジナルの一枚です。
次が、トーンマッピングで細部強調した一枚です。
合成時の自動露出が、ネオン看板に合わせてしまって、全体の雰囲気が暗いですね。
次は、トーン圧縮の例です。
オリジナルの一枚です。
次が、トーンマッピングでトーン圧縮した一枚です。
すこし、背景などがケバケバしくなりました。
ISOブラケット機能が、アートフィルターにも対応すると楽しいのですが。
これなんか、ポップアートを3枚重ねて、面白いはずですね。
1回で通常に撮れて、位置連れしないISOブラケットが、
HDR写真の元ネタとして、非常に素晴らしいことが分かりました。
できれば、5枚撮れるようにして貰えるか、
露出のステップに、0.3、0.7、1.0以外に、1.5、2.0を加えて欲しいです。
3脚なしで、手持ちで、HDR合成が楽しめるE-30(E-3、E-620と、多分E-P1も)の素性の良さが判りました。
いよいよ、最新のフラグシップ機の予約発売開始。E-5発売キャンペーン。
フラグシップと同等の機能を軽量化し、さらに機能アップしたE-30です。
E-30に迫る性能を凝縮した超小型一眼レフを使ってみませんか?
EVFも装着可能になったオリンパスのマイクロフォーサーズ機の上位機種登場です。
いよいよ登場したオリンパスのマイクロフォーサーズ機を如何ですか?
簡単MYBOOKならば、写真をアップロードするだけで、フォトブックができます。
kiyoさん、こんばんは!
何か二人して同じことしてたんですね。(^^;)
Photomatixは日本で発売される前、英語版を日本語化して使ってました。
Mac買い換えた際、プロダクトキーが必要になり、行方知らずで、
今は試用版になっちゃいました(涙)$99.00払ったのに…
今、HDRは「Topaz Adjust」というプラグイン使ってます。
http://www.topazlabs.com/adjust/
クーポンコード「15TOPAZ」で15%引きです。
Photomatixの方がガツンと効きますね。
あとはパラメータのさじ加減と撮影者の趣味とイメージでしょう。
ワークフロー的にプラグインの方が楽ですね〜
あの明治神宮の写真は、このプラグインで処理して、
その後、NIKのプラグインで再エフェクトです。(爆)
灰色CATは、Photomatixの後に、NIKを通してます。
何を処理したかは効かないで下さい(笑)
多分、kiyoさんなら分かっちゃうと思いますが…
一応、企業秘密です。市販のソフトだから秘密じゃないですね。
HDRもガツンと行くか、目立たないように使うのも良しですね。
僕の場合は面倒なので、シングルショットが多いです。
TopazのAdjustもシングルショットOKです。
by 熱帯写真家 (2009-06-26 20:55)
「ISOブラ」常用してるんで、楽しく読ませていもらいました。HDRも面白そうですね。ペンタの「K7」はカメラ内で合成出来るんでしたっけ?フォーサーズ機にも「アートフィルター」の次は「HDR」が来そうですね。
by motomoto(moto300) (2009-06-26 21:30)
HDR、可能性を感じつつも、ちょっと不自然な印象を持っていました。
でも、Photomatix Pro 良さそうですね!
空入りのビルの写真とか、カメラの暗部補正機能より、
かなり有効だと思いました。
これからはデジタル撮影でも、後処理のツールや手法が増えていきそうですね。
by soltylife (2009-06-27 08:44)
熱帯写真家さん、
27日のPromatrixの日本の代理店Zorg社(と親会社のジャングル)主催のHDR撮影会+Promatrix講習会に向けて、急遽、HDRソフトの研究をしていました。
また、Topaz Ajustなど、情報を教えて頂きありがとうございます。
ところで、松レンズで、撮影すると、思ったように、HDRの誇大ぎみの合成効果が出ないのですが、オリンパスのRAWファイルとPromatrixの相性でしょうか?
それとも、14-35mmの階調性のよさが仇となって、HDR特有の破綻した誇張された表現が出来難いのでしょうか?
Detail Enhannce(細部拡張)で、強さを100%にして、スムージングを低くしても、HDRっぽくならなくて、自然な露出合成っぽくなるのです。
ちょっと、悩んでいます。
取り敢えず、レンズを、14-54mmなどにして、様子を見てみます。
by kiyo (2009-06-29 10:53)
motomoto(moto300)さん、
実は、ISOブラケットを検索すると、motomotoさんのサイトが一番ヒットするのですよ。(笑い。
レンズが優秀なE-システムは、HDR合成に向いていると思うのですが、HDR合成するのに、最適な露出補正の+/-2.0がないのが痛いですね。
Promatrix Proは、画像内の位置ズレ検出と、位置修正機能が内蔵されているので、連射でAEブラケットが便利です。
そこで、ISOブラケットでも、連写でAEブラケットでもいいのですが、+/-1.0の3枚の露出補正では、HDR合成に使うには、大利ないので、AEブラケットで、+/-1.0で5枚の露出補正を使用せざる終えません。
すると、大量の無駄なカットが発生します。
◎できれば、+/-2.0の3枚の露出補正を使用したいところです。→お願いします。オリンパスさん
Penntax K7には、簡単なHDR合成機能が詰まれています。
現状で、アートフィルターには、ブラケット機能(ISOも、連写も)ができないので、現状ですと、アートフィルターでは、三脚で、手動で、露出をずらしながら、撮影するしかないようです。
この点も、次世代で、アートフィルターで、HDR合成機能の搭載、あるいは、HDR合成のアシスト機能を搭載してくれるとありがたいですね。
by kiyo (2009-06-29 11:03)
soltylifeさん、
HDRについて、私も、不自然さが嫌だったのですが、いまの悩みは、逆です。
どうにも、HDRっぽい誇張した表現がでなくて、苦労しています。
14-35mmとか、松レンズは、人の目の見えないところまで写し込んでいるので、同様に、目に見えない領域まで、自然な階調を残しているとすると、どうやっても、自然な合成に(覆い焼き・部分焼きこみ状態)してしまうのかもしれませんね。
HDRの誇張は、レンズやカメラの足りない部分を、補正するのに、誤って、誇張しすぎることかもしれないですね。
そうだとすると、普通に竹レンズくらいが、良いのか、Summiluxはどうなのか、実験が必要かなと思っています。
HDR合成の奥が深い気がしています。
by kiyo (2009-06-29 11:09)