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    20109月にオリンパス講座第二回写真展が97日から開催されました。

    PhotoArtist 2010写真展  ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)

   「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」

   大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。

 

journey_dm_F_240x165.jpg 第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。

 場所は、九段下にあるGallery CORSOです。

 

 大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。 

 

 

 

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2011年を機会にblogを新装しました。「Kiyo's blog 2011をよろしくお願いいたします。

E-5でAF微調節に挑む。データカラーのAF微調整用ツール「SpyderLenzCal」。夜景写真を一枚追加しました。 [徒然な話]

今日のE-5情報ですが、AF微調整という機能と、その為の便利な小間物のご紹介です。

他社の中級機以上では、大分前から備わっていた機能ですが、オリンパスのEシリーズでは、E-30、E-620、今回のE-5と搭載された機能として、AF微調節=AFマイクロ アジャストメントの機能があります。
E-30  ±20ステップ レンズ20本分登録可能
E-620 ±20ステップ レンズ20本分登録可能
E-5    ±20ステップ レンズ20本分登録可能
中々、利用しにくいのですが、それは、オリンパス独特の設定方法にあります。

親切からなのでしょうが、少しややこしいのです。

まず、「AF 微調節」の場所が分かり難いです。
「MENU」から、アイコンマークの4段目のギアマーク「☀*」の中、「☀J」の「その他」の中にあります。
すると、設定用の「AF微調節モード」と、選択利用するための「個別登録リスト」の表示があります。
「AF微調節モード」は、「OFF」、「一律」、「個別」とあります。
それぞれ、AF微調節の機能OFF、全レンズ一律でのAF微調節機能、個別レンズ毎のAF微調節機能となります。
「個別」を選ぶと、E-5に認識されるフォーサーズレンズであれば、個別に、AFの微調整ができます。

AFの微調整自体は、ワイド側と、望遠側の両方で、±20ステップの設定が出来ます。
今後、可能であれば、最短撮影距離での調節設定も加えて欲しいです。

良くできたオリンパスのAFシステムとデジタルズイコーレンズ群ですが、マクロレンズを除くと、
最短撮影距離でのAFが不得意です。
25cmとか、35cm、38cmといった最短撮影距離ギリギリでは、AFが妙に上手くピントが合わせが出来ません。
勢いAF+MFや、MFで、最短撮影距離にして、カメラボディごと前後させるコトで、ピント合わせをしてしまいます。

「個別登録リスト」は、単純に、「AF微調節モード」で登録済みの設定を選択する機能です。
レンズ毎、任意の複数の登録や、あるいは、個体識別(シリアル番号?)で、別個の登録された中から、
選択して使用するコトが出来ます。

さて、こういったAF微調節のテストや登録では、何が難しいかといえば、撮影と、ピント合わせの確認、さらには、その調節です。

今回、秘密兵器を導入しました。
三脚のマンフロットさんの一部門となったデータカラーのAF微調整用ツールを購入しました。
それが、スパイダーレンズキャル「SpyderLenzCal」です。

「■デジタル一眼レフカメラのAF微調整機能が有効に使えます
SpyderLensCal(スパイダーレンズキャル)は、デジタル一眼レフカメラのAF 微調整機能を使う際に便利なツールです。
デジタル一眼レフカメラは、交換レンズとの組み合わせによってAF ピント合焦位置が微妙にずれる場合があり、レンズごとにAF合焦位置を前または後ろに微調整させる機能を備えたカメラが多く存在します。

*AF の微調整機能を備えたカメラ:
(2010 年11 月時点、Datacolor/マンフロットで確認できた機種。括弧内は機能名)
キヤノン(AF マイクロアジャストメント): EOS 50D, 7D, 5D Mark II, 1D Mark III, 1D Mark IV, 1Ds Mark III
ニコン(AF 微調整): D300, D300s, D700, D3, D3s, D3x
ソニー(AF 微調整):α900
オリンパス(AF 微調節): E-5, E-30, E-620
ペンタックス(AF 微調整): K-5, K-r, K-7, K20D, 645D

使用手順は簡単です
1. 「SpyderLensCal」を開いて三脚またはテーブルに載せます。
2. 「SpyderLensCal」のターゲット面(垂直に立った面)を狙って写真を一枚撮影します。
  写真を拡大し、実際のピントがどれだけ前または後ろにずれているか、
  斜めに立った定規の目盛りのピントで確認します。
3. カメラの機能(AF 微調整機能/AF マイクロアジャストメント機能)で、
 前または後ろにシフトさせて登録します。
 レンズごとに調整を登録しておきます。」
という製品です。

まあ、百聞は一見にしかずです。
「SpyderLenzCal」は、購入時点では、平たい板状です。
このうち、右側のスケール部分を浮かせて、左のターゲット側の半部分を立てると利用可能になります。
三脚用のねじ穴と、水準器が付いています。

結構、面白いツールですが、手持ちのレンズを厳密に調整するには、かなりの手間が掛かります。
まず、一度目は、素の状態のレンズのAF特性を撮影してみます。
その撮影結果をみて、「0」からのボケのズレ量に応じて、前ピン・後ピンを確認します。
その前ピン・後ピンのズレの量から類推して、AF微調節を+/-に微調整の設定します。
2度目の撮影で、1度目のAF微調節の反映結果を確認します。
その撮影結果をみて、「0」からのボケのズレ量に応じて、さらに、前ピン・後ピンを確認します。
その2度目の前ピン・後ピンのズレの量から類推して、AF微調節をさらに+/-に微調整の設定します。
3度目の撮影で、ほぼ合っているハズの2度目のAF微調節の反映結果を確認します。
まあ、満足いくまで、この繰り返しをする訳です。
そして、これを、各レンズごとに、ワイド端側と、望遠端側の2回行って、各レンズの登録完了です。

また、同一レンズについて、AF微調節の量を変えた複数の登録も可能です。
複数の登録も、「個別登録リスト」から選択できますので、AF微調整の追い込みの異なる複数の個別登録を使用しながら、どちらが、よりヒット率が高いかで、決定することも出来ますね。

取り敢えず、よく使うSummilux 25mm F1.4レンズと、ZD14-35mm F2.0SWDを検査してみて、
Summiluxは、+3くらい調整する程度の若干の前ピンでした、14-35mmは、まあまあの及第点でした。
追って、テスト・確認が出来次第、手持ちのほかのレンズでのAF微調整を試してみたいと思います。
さらには、Summilux 25mm F1.4レンズと、ZD14-35mm F2.0SWDレンズについても、
三脚を使用しての正確な測定をしてみたいと思います。

今回のAF微調整機能は、位相差AFのピントズレの調整ですが、
実は、比較のために、確認していると、通常のLiveViewでのコントラストAFが完全なジャスピンとは限らないことです。

多分、普段からお使いの方はお気づきかと思いますが、
コントラストAFの精度が、決して、100%信頼が置ける訳ではないことです。
LiveViewから拡大表示して、マニュアルフォーカスすると、まだ調整の余地があることに、
気付かれされます。
もちろん、拡大表示して、拡大中AFを行うと完全にピントが合います。
つまり、この拡大表示中であれば、コントラストAFが十分な精度で行えている事になります。
対して、通常画面でのコントラストAFは、微細部分までピントを合わせきるには、コントラスト差が足りないのかもしれません。

まあ、適材適所で、AF微調整でピントズレを追い込んだ位相差AFを使用するのも良いですし、
目を信頼して、ファインダーでMF(マニュアルフォーカス)も良いですし、
LiveViewの拡大表示での拡大中AFを信頼するのも良いですし、
LiveViewの拡大表示のアシストもありますから、LiveViewでのMF(マニュアルフォーカス)も良いと思います。


今回は、オリンパスデジタル一眼レフE-5でのお話ですが、AF微調整=AFマイクロアジャストメントの操作が異なるだけで、他社でも、同様かと思いますので、機会があれば、お試し下さい。。

1)SpyderLenzCalの全体像です。机の上の汚いのはご愛敬でお願いします。
EC153599.JPG
2)SpyderLenzCalをほぼ設置状態。
EC153562.JPG
3)左の四角いターゲット部分を狙ったAFの前ピン、後ピンが、目に見えるわけです。
 右のスケールの「0」からのボケの見え方の変移でピントのズレが判ります。
EC153563.JPG
4)これが、ほぼ「0」を挟んで、前後の「1」が均等の状態ですので、ジャストピントです。
EC153573.JPG
5)これが、若干ですが後の「1」がクッキリしているので、僅かに後ピンとなります。
EC153574.JPG

追加:
テストの写真だけでは、あまりにも、詰まらないので、12月7日の夜景撮影から、もう一枚。
6)波止場近くの止まった時計のお店。実際には、21時32分ころです。
EC073030_1280x960_補正.jpg


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