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    20109月にオリンパス講座第二回写真展が97日から開催されました。

    PhotoArtist 2010写真展  ギャラリー・ルデコ 3F(渋谷)

   「小湊鐵道で表現する十人十色の風景」

   大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。

 

journey_dm_F_240x165.jpg 第2回目となる8Jクラス写真展「Journey」が10月に開催されました。

 場所は、九段下にあるGallery CORSOです。

 

 大盛況の内に、無事に終了致しました。ありがとうございます。 

 

 

 

よろしければ、こちらの新しいURLへご変更下さい。

http://kiyo2011.blog.so-net.ne.jp

2011年を機会にblogを新装しました。「Kiyo's blog 2011をよろしくお願いいたします。

E-5で話題の解像度と解像感について。そして、お昼に浜離宮に行ってきました。 [DSLR/E-5]

Olympus E-5がイメージセンサーを新世代のメカにしなかった代わりに、新しい概念を持ち込んできました。
ローパスフィルターの劇薄化(殆どレス状態)と、ファインディテール処理による解像感の高さです。

では、解像度とは何?
解像感って何?っていう話になりますよね。
一口に、液晶ディスプレイとか、プリンターとか、あるいはコンピュータ(PC、Mac)のグラフィック装置などで著名な解像度って何でしょう?
ここでの解像度は、単純なドット数です。
縦◎◎◎◎ドットx横△△△△ドットといったやつです。

例えば、1024x768とか、4000x3000とか、3000x2000とか、6000x4000とかですね。
この縦横を単純に掛け合わせたモノが総ドット数とか、総画素数とよばれるモノです。
1024x768=786432ドット、3000x2000=600万ドット、4000x3000=1200万ドット、6000x4000=2400万ドット
カラーの場合、この1ドットの位置にRGBの3色の現すカラーフィルターが配置されて、この3色を一纏めとして1ピクセルと考えます。

ただ、液晶業界とか、カメラ業界では、伝統で、これにRGBの3色ドット分を掛けて、総ドット数にしたりします。
実際には、3色ドットで、1ピクセルなので、画質はピクセル数の精度に依存します。
例えば、640x480のVGAサイズは、30万7200ドットですが、これに3色分を掛けて、92万1600ドットと表現しています。
何かで見覚えがありますか?
そう、カメラの背面液晶の解像度表示がこれです。
また、シグマのSDシリーズ、DPシリーズでのFOVEON X3センサーの表現も、3層のカラー層を考慮して、SD15などでも、2,640×1,760×3の1393万画素と表現されています。実際には、464万画素とは思えない高解像の絵をたたき出しています。

低解像度は、この縦x横xカラー数のドット数の少ないモノ。
高解像度は、この縦x横xカラー数のドット数の多いモノ。

では、解像感とは。
単純には、解像度で表現されたキャンバスに描かれた絵の緻密さですね。
例えば、3000x2000=600万ドットのイメージセンサーがあったとして、
その上に、光学的な(レンズ→オンチップ上のマイクロレンズ)結像によって描かれた光の絵=光画が写し取られて、アナログ→デジタル変換されて、RAWデータというデジタルデータになります。

その後、RAWから→JPEGに変換されたカラーデータを表示したり、保存したりされて、利用できるようになります。

高解像度というのは、イメージセンサー上の縦x横のドット数の多さです。
対して、解像感の高さとは、その縦x横のドット上に、如何に緻密に絵が描かれるかです。
例えば、3000x2000の600万画素あったとしても、光学的なレンズの善し悪し、メカの善し悪し、さらには、画像処理エンジンの出来映えによって、キレイ、それ程でも無い=普通、汚いといった評価が分かれると思います。

これは、出来るだけ多くの光(光束)を捉えて、ロス無くイメージセンサーに導いて、ロス無く(補完しながら)画像処理で再現出来ているかと、言い換えることも出来ます。
この時、ロスの多いモノが、解像感が低いモノですし、ロスの少ないモノが、解像感の高いモノです。
ただし、画像処理には、足りないところを補完する処理も入りますので、実際は光として捉え切れていない部分も表現できてしまいます。

実際、多くのイメージセンサーは、カラーフィルターとしてベイヤ−配列というRGGBの並びから、人工的に3原色を再現するという色の補間処理も行っています。(これが、偽色の原因の一つ)
ベイヤ−配列では、横に並んだRGGBのドットを、一つのカラーの画素として表現するように変換します。
2つ使用するG(緑)は、輝度情報にも使用しますが、逆に、1つしかない青や赤が、根本的に色飽和に弱いのも、これが理由です。

なんか、パッと考えると、自然なモノの形や、色は忠実に再現されないような気がしますよね。
それは、正しいのです。
多くのデジタル機器で慣らされていますので違和感なく見ていますが、自然なモノの形や色とは違います。
それを、如何に、自然に見えるか、自然に近づけるかが各社の画像処理に勝負ですね。

そして、解像感。
イメージセンサーがキャンバスだとすると、その上に描く光の絵=光画=結像と言いました。
つまり、イメージセンサーが高解像度でも、その上に描く絵が、低解像度だと、出てくる画像も、それを忠実に表現しただけのデータとなります。

低解像な結像→低解像度なイメージセンサー上に描く。←最高の結果
中解像な結像 →低解像度なイメージセンサー上に描く。←データが溢れるだけです。
高解像な結像 →低解像度なイメージセンサー上に描く。←データが溢れるだけです。

低解像な結像 →中解像度なイメージセンサー上に描く。
中解像な結像 →中解像度なイメージセンサー上に描く。←最高の結果
高解像な結像 →中解像度なイメージセンサー上に描く。←データが溢れるだけです。

低解像な結像 →高解像度なイメージセンサー上に描く。
中解像な結像 →高解像度なイメージセンサー上に描く。
高解像な結像 →高解像度なイメージセンサー上に描く。←最高の結果

解像感の高さとは、そのイメージセンサーで表現できる最高の画像を描いた場合に達成される画像と言えそうです。
それを達成されていない画像が、解像感の低い画像となります。
ここで、同じイメージセンサーの解像度でも、それを使い切った画像と、余らせた画像があり得ることです。
解像度を使い切った画像が、解像感が高い画像です。
解像度を余らせた画像が、解像感の低い(甘い)画像となるわけです。

単純に表現すると、イメージセンサー上の結像が高いか、甘いかということになります。

理想的には、過不足なくイメージセンサーと同一のドット数を結像すると、解像感が高いと評価できそうです。
殆どが無理なことかもしれません。

今の解像度にのみ即した過剰な表現となっているカタログ値を、公正なテストから、例えば、ある解像度の90%達成とか、95%達成といった実効解像度を表示するようになるといいのかもしれません。

例えば、1200万画素の90%の実効解像度1080万画素相当とか、1230万画素の95%の実効解像度1168万画素相当とかですね。
例えば、1600万画素の80%の実効解像度1280万画素相当ですと、1230万画素の95%の実効解像度1168万画素と大差ないという話とかできますね。

多くのカメラにおいて、ローパスフィルターの強さが、イメージセンサー上に描く結像の元となる光束を半減させてしまいます。それによって、画像処理では補いきれない全体の画像の甘さ(解像の低さ)を発生させているのだと思います。

今回のオリンパスのE-5における改善は、このローパスフィルターを光学的に透過に近い形に持って行ったこと、それによる偽色やモアレの発生をファインディテール処理によって防止しているコトで、解像感の高さを実現しているのだと思います。

光学レンズ系の優秀さと、ローパスフィルターによるロスの少なさと、イメージセンサーの解像度と、画像処理の巧みさが合わさって、イメージセンサーの解像度の極限まで使い切るという手法になります。

逆に、殆どのカメラにおいては、イメージセンサーの解像度の高さと画像処理に頼り切っていて、イメージセンサーの解像度を使い切るコトが少ないと思われます。

そのお陰で、他社のAPS-Cの1800万画素や、1600万画素と対抗できるレベルの画像が得られていると推測されます。

まあ、元々のイメージセンサーの解像度を上げて貰った上であれば、さらに向上するのは目に見えていますが。
それは、先々に期待したいと思います。

さて、昨日、台風一過でなく、朝は雨から始まった月曜日でしたが、午後は晴れるという予報の通りで、午後になって急速に晴れました。
まだ、雲の多いお昼休みに、浜離宮に行ってきました。
浜離宮では、潮入の池にいる鴨たちが、大群で休んでいます。
また、中くらいの白鷺がいました。

浜離宮の紅葉の様子を見に行ったのですが、まだまだです。

1)
EB015737_1280x960.jpg
2)ドラマチックトーンで。
EB015743_1280x960.jpg
3)ドラマチックトーンで。
EB015750_1280x960.jpg
4)
EB015755_1280x960.jpg
5)ドラマチックトーンで。
EB015757_1280x960.jpg
6)ドラマチックトーンで。
EB015762_1280x960.jpg
7)ドラマチックトーンで。
EB015769_1280x960.jpg
8)若干の紅葉です。
EB015797_1280x960.jpg
9)鴨くんたち。
EB015822_1280x960.jpg
10)白鷺。
EB015835_1280x960.jpg


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